Blogカテゴリー
最新記事
カテゴリー
人を迎える床仕上
KAMAKURAYAMA BASE 、工事は終盤戦へ。最終仕上げを終えた業者
も多く、入る職人さんも限られてきております。(なんとなくすこしさ寂しいです。)
終盤のお決まりの工事といば外構工事です。足場が外れないと工事ができず
さらに駐車場など、仕上げてしまうと車の出入りができなくなったりと他の工事に
支障が出る可能性があるため最後の最後の工事として登場します。
鎌倉山の工事も今現在外構工事は進行中で、駐車場のコンクリートを打設をしようか
というところです。この駐車場の仕上げ、一番目にするのが多いのがコンクリート地の
仕上げかと思います。メンテナンスが楽で、水はけがよいため機能性に優れた仕上と
いえるでしょう。ここの外構仕上げ、何種類かあるのですが仕上げによって意外と
外回りの雰囲気が変わります。その仕上げについて少し紹介をしたいと思います。
■モルタル刷毛引き仕上げ
上でもあげましたがいわゆる土間コン仕上げです。
外で使用する場合表面を刷毛びき仕上げとし、滑り止めを施すのが一般的です。
ベーシックでシンプルな仕上がりでKAMAKURAYAMABASEでもこちらにする予定です。
■コンクリート洗い出し仕上げ
こちらは細かな石がコンクリートに埋め込まれたような仕上げです。
実はこの石、あとから撒いて埋めるのではなく、コンクリートの中に混ざっている石
が見えているのです。コンクリートを打ちある程度固まったあと上をスポンジなどで
こすります。そうすると不思議とコンクリートのみが小削ぎ落とされ石が見えてくるのです。
滑り止め機能と、コンクリートの硬さや冷たさを和らげる雰囲気を持つ仕上げなのです。
駐車場の場合大面積のコンクリート仕上げになるゆえ、ひび割れ防止の為、殆どの場合
目地を入れることとなります。その目地も一工夫することで随分と雰囲気が変わります。
砂利は水の吸い込みもよく最もベーシックな目地材です。白玉砂利や、伊勢砂利など
種類も豊富なので、外構のイメーに合わせ選ぶことが可能です。
玉竜はコンクリートのエッジを和らげるとともに鮮やかなグリーンが無機質なコンクリートに
彩りを与えてくれます。こちらもシンプルですが、間延びしがちなコンクリートへのアクセント
としてはとても効果的です。
紹介したものに限らず仕様は多種にわたります。仕上げが決まるとぐっと建物も締まり、
人を迎え入れる雰囲気が増してきます。本当に最後になる工事で足元を引き締める仕上
げとなるのです。
岸田壮史