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代官山!
先日、神武寺にある相談家具屋さんの主催するイベントに弊社も出展させていただくことになり、代官山に。同じ渋谷区でありながら、頻繁に通りの商店が様変わりする表参道とは違い、旧山手通り沿いは、いつ行っても同じ表情を見せ、代官山のイメージはこの通りの特徴的な景観によって作られています。もちろんこの通りの景観を作っているのはヒルサイドテラスで、住居やお店などの複合施設が通りに島状に配置がされています。どの施設もほぼ3階建て以下の低層に抑えながら、ブロックとブロックの間には適度なオープンスペースがあり、気持ちよくすごせる場所になっています。
最近読んだアースダイバーという本に書かれていたのですが、渋谷のスクランブル交差点のあたりは大昔は海で(渋谷駅が坂に囲まれ、すり鉢状の地形の底にあるのを考えれば納得ができますね)、代官山のあたりは高台ゆえ陸地で、人の生活がずっと営まれてきたようです。
渋谷駅近くのの密度の高い商業地にとは対照的に、ゆったりとした住まいがたくさんあるのはその土地の記憶がそうさせているのかもしれませんね。
イベントのあったT-siteも代官山、ヒルサイドテラスの良さを十分に取り込んだ魅力的な場所で、そこに住む人や、遊びに来た人たちが、都心の内外の情報をキャッチできる受け口となっていたのがちょっとした発見でした。最初は本当に人が来るのかなと思っていたのですが、始まればそこは代官山T-site!人が絶えませんでした。
暮らしと遊びが複合しながらも、唯一無二の街のつくりが人を呼び込んでいる。通り一辺倒の郊外の景観の中で育った私にはいつきても楽しく魅力な街で、ただおしゃれなだけではない懐の深い場所なのだと思いました。
岸田