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木成りの家

結露しにくい家

  • 2016.05.17
  • 浦崎 瞳

久しぶりの大雨ですね。明日からはまた晴れるみたいですが、沖縄の方は梅雨入りしたそうです。
湿気が多いジメジメ~とした季節がやってきますね。新しい傘でも買って気分を上げていきたいもんです☂
こんにちは、ウラサキです。

社長ブログや現場ブログでも紹介されている葉山長柄「悠景の家」では、大工工事がどんどん進んでいます。
内部の天井もあっという間に仕上がりました。

防湿フィルム貼り
この写真は、天井に石膏ボードが貼られる前の状態です。
いつものように屋根断熱材の内側には、「防湿フィルム」を貼っています。完成したときには、完全に隠れてしまう部分ですね。

Q.さて、この防湿フィルム貼りは何の為にやっているでしょうか?

A.フィルムの名前の通り壁内への室内の湿気流入を防ぐ内部結露対策です。

「結露」とは、空気中の水蒸気が冷やされることで空気中に含みきれなくなり、飽和した分が水として現れる現象です。
温度によって含むことのできる水蒸気量は異なり、一般に温度が高いほど多くの水蒸気を含むことができます。
ちなみに水蒸気量が飽和状態となってしまう点を「露点」と言います。このあたりは昔、理科の授業でやったような気がしますね^^
結露対策を考えるには、「温度」と「空気中に含まれる水蒸気量」の2つを考えることが大切です。

結露が建物内部で起こると、カビの繁殖やダニの発生を促したり、骨組みの木材を腐らせる原因ともなります。
長持ちする家を目指すには、できる限り結露を防ぐことを考えなければなりません。

結露には、大きく分けて2つあります。

①表面結露

冬場などに開口部の硝子やサッシがジメジメに・・・といった光景を見たことがあるのではないでしょうか。表面結露の代表例ですね。
硝子やサッシは壁・屋根・床に比べて断熱性能が低く、冬場には室内表面温度が低くなりやすいところです。
そこに室内の空気がぶつかると湿気をたくさん含んだ空気が冷やされ、露点に達して結露が起きてしまいます。

サッシなどの開口部だけでなく、押入れなどにカビが発生しやすいのも表面結露の一種です。
寝室やリビングなどで暖められた空気が間仕切りや建具などから押入れ・納戸などの非暖房室に侵入し、冷やされ露点に達することで壁などが結露してしまいます。

表面結露対策としては、開口部のサッシの断熱性能を上げたり、暖房室と非暖房室の温度ムラをなくしたり、室内の水蒸気量を増やさない暮らし方をしたりすることで対応できます。

②内部結露
壁や床、屋根内部といった通常は見えない箇所で起きる結露です。
内部結露は、外壁や床、屋根内部の空気が冷やされて露点温度に達する場所で結露が起こります。

内部結露
断熱性を高めた住宅ほど壁内部の温度低下は大きくなる(外気に近い材料が露点以下の温度になりやすい)ので内部結露を防止する配慮が必要です。

内部結露対策としては、以下の4つがあります。

・壁内などに室内の湿気を入れない

今回、悠景の家でも紹介した防湿フィルムを貼る方法がこれになります。
室内の湿気を壁内に入れにくくすることで温度低下で含みきれる水蒸気量が減っても結露を防ぐことが出来ます。

・壁内などに入った湿気は速やかに外に出す

木成りの家では、標準仕様で施工している屋根・外壁の「通気層」の設置がこれになります。
そして通気層の内部側には、湿気を通しやすいダイライトなどの材料を使用することでスムーズに湿気が通気層を通って外に出てくれます。
ラーチ合板などの構造用合板は、湿気を外に排出しにくい材料なので通気層と合わせて使用する時は注意が必要です。

・外張り断熱を採用する

外張り断熱は、壁内などの温度低下を抑制させることになるので内部結露対策として有効です。
但し、絶対湿度や断熱性能で決まる壁内などの温度によって内部結露のリスクは変化するのできちんと検討する必要があります。

・室内の水蒸気量を減らす

「調理や入浴時には換気扇をまわす」「開放型の暖房機器を使用しない」など水蒸気量を増やさない暮らし方を意識することも大切です。
日頃の小まめなメンテナンスと同じで少~し暮らし方を意識するだけで何十年と長持ちする家につながるんですね。

表面結露・内部結露共、身近なところから気を付けられる対策もあります。
数十年先に後悔しないように今から自分たちの暮らしを少し見直してみてはいかがでしょうか?

urasaki

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