北村建築工房

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日々のこと

土地と建物

  • 2015.08.08
  • その他

茅ヶ崎の現場では解体工事もほぼ終わり、ようやく敷地の

全貌が見えてきました。鎌倉山の時もそうでしたが、やはり

この状態の土地を見るといよいよ始まるのだなと感じるとともに

今まで図面模型だけだった建物イメージがグッと現実に近づく

瞬間でもあります。

IMG_6238 

これからこのような建物が建つ予定です。コンパクトですが

広さを感じるつくりとなっています。

IMG_6278

 

そして建物の土地ですが、バブルのころは永遠と価値が上がり続けると

いう土地神話なるものがあったそうですね。(30代私にはまったく実感のない

話ですが)膨れ上がる不動産の価格を抑えるための政府の政策で、土地神話

もおわり、それとともにバブル経済も終わっていきました。

 

建物を建てるための借金も、今とは違いバブルの時は需要多過による

インフレの時代で、借りたお金の価値が下がっていくため今ほど住宅のための

お金の心配をすることが少なったみたいです。考えられませんね。

 

戸建の資産価値もそのなごりから、あっという間に建物の評価は下がっていき

土地の価値しか残りません。いくら丁寧に時間をかけて造っても、たった20年

でゼロになるみたいです。作り手側からみると悲しいですよね。

 

欧米では全く日本とは逆で、戸建て住宅に住むときには中古住宅をリフォームして

住むことが基本で、リフォームしてきれいに住めば建物の資産価値が上がっていくようです。

そもそも建物は丈夫なうえにメンテナンスしやすい作りになっており、多様な暮らし方に

対応できるつくりが資産として評価されるようです。本当にスマートな仕組みですね

 

家族のありかたも、暮らし方も変わる中、住宅が変わらないのもおかしいですよね。

そしてそのギャップが住宅産業の課題なのでしょう。前向きに見れば省エネや長期優住宅

のように政府の政策が住宅の価値を引っ張り上げようとしていますね。そんな動向をみると

建物が土地から切り離され、正統に価値が評価される時代が近づいています。

過剰とも思えるくらい仕様の底上げが政策として今も継続して行われています。

作り手側から見ればいい意味でふるいにかけられるのだともいます。供給多過

の産業ゆえ、要求のレベルアップと対応できる良い作り手だけがのこっていくことが世の趨勢

なのでしょう。

 

もちろん他人事ではなく、現場に近い位置でモノづくり携わる私たちのすべきことは

やっぱり丁寧に作ることでしょう。少し不器用に聞こえるかもしれませんが、高い要求

のモノづくりを支え、その性能を担保できるのはモノづくりの末端にいる現場の人間だ

けだと思います。私たちのような地場の工務店のすべきことは、末端の人間として、

ただつくることを超えてモノづくりの価値を先の評価に変えることなのでしょう。

 

 

岸田壮史

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