暮らしを見直す、暮らしが変わる。

慣れ親しんだ地で何十年も使い続けてきた愛着のある家や、中古住宅を購入して新たに住み始めようとする家において、これからの自分たちらしい暮らしをイメージすると、建築後20年30年が経った家では間取りが合わなかったり、残念ながら素材や設備機器等の劣化で傷みが出始め、手を加える必要が出てきます。今の生活や周囲の環境をそのままに、もう少しだけ暮らしやすい住まい方を私たちと一緒に考えて見ませんか?

「でも、そもそも「リフォーム」と「リノベーション」って何が違うのかな…」

そう思う方もいらっしゃると思いますのでご説明しますね。

「リフォーム」は老朽化した場所や設備を替えて、建築当初の元々の状態に戻す改修を施します。クロスの張り替えやキッチンの取り換え、外壁の塗り替えなどがそれにあたります。

一方「リノベーション」は、構造体を残して補修や補強を行いつつ、性能・機能・価値を新築時よりも向上させることを前提に、ライフスタイルに合わせて間取りを抜本的に作り変え、今ある住まいを新しい暮らし方に再生する大型の改修工事です。

建て替え、リフォーム、リノベーション、どれを選ぶかで人生設計自体にも大きな影響を与えることもあるでしょう。

どの選択肢が最適なのかは、いまお住まいの既存住宅の状態やイメージする暮らし方によって一概には決められませんが、決して建て替えだけが一番良い選択ではないと思います。

リフォーム・リノベーションも単なるリメイクで終わらせるのではなく、耐震性を高める、冬暖かくする、家族構成の変化に合わせた間取りに変えるなど、「住まいの本質を高める」という発想のもとで考えることが大切だと思います。

当社では、新築にもリフォームにも対応できる経験を活かして、今ある住まいをより長く大切に住み続けていただくために、それぞれのお施主様にとって何が最良の選択なのか検討し、ご提案することを一番に考えています。どうぞ、暮らしのご不満点をお気軽にご相談ください。

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木のマンションリノベーション

国産無垢材や自然素材に囲まれた心地よい暮らし。それは一戸建てだけのものと思っていませんか?

こちらのお宅は築36年のマンションの一室をスケルトン(=コンクリートむき出しの状態)まで解体し、断熱や気密、結露やカビ対策を行ないながら、古くなった配管・配線・設備機器を交換、そして空間プランをまるごと一新し、自然素材を使ってフルリノベーションしました。

日本国内のストックが560万戸を超えると言われる中古マンション業界、土地から探す一戸建てより立地や利便性が良かったり、不動産に掛けるコストが小さく済むので、ローンは小さく、自分たちのスタイルは崩さず、という人にとっては、中古マンション+全面リフォームは賢い選択なのかもしれません。

ですが、マンションはいわば鉄筋コンクリートの箱。

無機質な箱の中に住むのなら、せめて自分たちが直接触れる内装には『本物の素材』を使いたいと私たちは考え、注文住宅で培った無垢材・自然素材を使用した「気持ちのいい家づくり」のノウハウを最大限活かして、マンションでも「木成りスタイル」を提案しています。

当社が手掛ける木の家を『木成りの家』と呼んでいますが、マンションを「木成りスタイル」でリノベーションすることを

[ KINARI : BOX ]

と名付けました。

本物の素材を使用します。

マンションでは床の遮音対策が課題ですが、木毛セメント版を用いた置き床材の上に幅広30㎜の吉野杉フローリングを貼り、遮音等級⊿LL-4等級(旧LL-45)をクリアした仕様です。

壁や天井の仕上げには珪藻土や漆喰、ウッドチップ壁紙オガファーザーなどの素材を使用します。特に塗り壁は調湿性能が高いのでカビが生えにくく、アンモニアなどの臭いを分解してくれ、気密性の高いマンションではよくある独特の生活臭も分解する効果があります。杉材などの調湿性も合わせて、室内気候を快適に保ちます。

日常の生活動線を重視したプランニングを行います

マンションと言う限られた空間だからこそ、動線が重要です。動線とは人や物が動く『みち』であり、風や光が通るのも『みち』です。この考えは戸建でも、マンションでも変わりません。

ただし、マンションの場合は窓の位置が始めから決まっています。その中でどのように人を通し、風を通すか、ひとつの壁の仕切り方も検討しています。行き止まりを作らない動線の家は奥行きや視覚的な広がりが生まれ、何より日常生活を快適に過ごすことができます。

採光、通風に工夫を凝らします

マンションでは暗い部屋や風の通らない部屋ができがちで、仕方ないと諦めがちですが、南北や東西の経路を確保すれば風が通りやすいのもマンションの特徴です。

私たちはエアコンや照明に頼り過ぎる生活よりも、なるべく自然の風や光を通せるよう、その物件の立地や窓の配置を読み、通風や採光が確保できる配置や経路を考えます。

断熱や気密、結露やカビ防止の対策を行います

もともと木造の高気密高断熱住宅の設計を行っているので、断熱や気密については得意分野です。特にマンションは気密性が高く断熱性が低い建物なので結露やカビが発生しやすいです。カビや結露を防ぐ・無くすといった改善は当然の工事として捉えています。

マンションリノベーションの施行例はこちら:
[KINARI:BOX]
[KINARI:BOX-Ⅱ]

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施行例―KINARI : BOX

無垢材と自然素材を活かした気持ちのいい家づくりのノウハウを最大限活かしてフルリノベーションした、自然素材に囲まれたマンション版「木成りの家」=「KINARI:BOX」です。国産杉に漆喰・紙・珪藻土で仕上げた空間は、冷たいコンクリート造の中に居ることを忘れてしまいそうなぬくもりがあります。

マンションでは床の遮音対策が課題ですが、遮音等級⊿LL-4等級(旧LL-45)をクリアした置き床材&幅広の吉野杉フローリングを採用しています。30㎜という贅沢な板厚は柔らかいだけでなく、冬暖かく夏さらったとした感触が楽しめます。またサッシのガラスを単板から複層に換え、外壁部は現場発泡断熱を吹き付けて、断熱性を格段に向上させ、マンションでの問題だった結露対策を施しています。

壁は本漆喰の1.5倍の調湿性をもつアトピッコハウスの「漆喰美人」と、洗面・トイレの水廻りは珪藻土「はいから小町」で仕上げています。天井にはウッドチップ壁紙を貼って、室内全面が調湿性をもった仕上げです。杉のはぎ板を用いた家具やカウンターの国産杉に漆喰・紙・珪藻土で仕上げた空間は、冷たいコンクリート造の中に居ることを忘れてしまいそうなぬくもりがあります。

キッチンや洗面コーナーなども大工による造作家具です。モザイクタイルを貼ったオリジナルキッチンは戸建感覚の仕上がりになっています。マンション特有の凸凹を利用した収納家具等も杉板で造りました。

内部仕上げ

  • 壁:漆喰・珪藻土コテ塗り
  • 天井:オガファーザー貼り
  • 床:杉フローリング

<BEFORE>

  • 改修前のリビング。リビングは個室が2つとキッチンが横に繋がっていますが、壁と扉で仕切られているため開放感はなく、双方のつながりは感じられません。キッチンは昼間も電気が必要です。室内は梁の垂れ壁が目立ち、圧迫感がありました。
  • 改修前のリビング横中央の個室。窓が無く壁に囲まれているために昼間でも灯りがないと何もできません。
  • 改修前の廊下。暗いうえに各部屋への入口のみが雑然と並ぶ空間でした。

<AFTER>


土間を広く設け、天井際に抜いたスリットから光と風を取り込んで明るい空間へ変えました。大容量の玄関収納は引戸に大きな姿見を貼って、空間をより広く見せます。土間床は珪藻土塗りで、あたたかみのある佇まいになりました。

遮音対策を施した厚さ30㎜の吉野杉のフローリング。外壁には断熱材を入れ、窓は全て複層ガラスに変えて断熱性を格段に向上させました。壁天井は吸放湿性に優れた漆喰・珪藻土・オガファーザーは、快適な湿度をキープしています。


家族が並んで使える、リビング奥のスタディコーナー。お気に入りの椅子を置き、インテリア性もUPしています。畳コーナーはリビング・キッチンと目線が合わせられるよう一段上げて、空間のリズムを演出しました。下部に引き出し収納を設けて収納量も確保しています。

収納方法、機器、サイズ、レイアウトも自由にアレンジ。キッチン奥に冷蔵庫とパントリーコーナーを設け、すっきりと仕上げています。


2人分のこども部屋は可動式の造作収納を組み合わせて、一室空間を自由に間仕切れるよう可変性をもたせました。隣接した共用クロークを活用して室内にクローゼットを設けず壁を残すことで、限られた空間をカスタマイズできます。

洗濯機や収納を別でしっかり確保することで、モノが溢れがちな狭い洗面所が整った空間になりました。並んで使える広さを確保した洗面カウンターは、無垢杉材の天板と大容量の病院用シンクを組み合わせ、全面鏡にして伸びやかなスペースに。

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施行例―KINARI:BOXⅡ

逗子市小坪にあるリゾート地「リビエラ逗子マリーナ」のマンションにてフルリノベーション工事を行いました。築20年近い中古マンションをスケルトン状態まで解体し、仕上げに木をふんだんに採用した再生工事です。

マンションであっても無垢フローリング貼りを可能にする、木毛セメント板を使用した置き床工法で防音対策をした上に床暖房を配し、ナラ無垢フローリングを貼りました。壁・天井は漆喰で仕上げ、アクセントにリビングの天井や寝室の壁面をレッドシダー材を貼って、自然素材に囲まれながらもモダンな雰囲気を醸し出す室内空間としました。

また、マンション特有の湿気や風通し問題の対策として、玄関扉に網戸の引戸を設けたり、ウォークインクロークに採光・通風用にもなる小窓を設けたりと仕掛けをいくつか考えました。また、サッシのガラスもシングルから真空ペアガラスに入れ替えて不快な冷え込みや結露を防ぐと同時に、温熱環境も大幅に改善させています。

内部仕上げ

  • 壁:漆喰・珪藻土コテ塗り
  • 天井:オガファーザー貼り
  • 床:杉フローリング

<BEFORE>

リビングと寝室1つという1LDKのプラン。

海を望むリビングは広々として開放的ですが、反面広すぎて使いづらく、スペースが余っています。廊下もゆとりのある幅が確保されていますが、限られた空間において動線スペースの割合が多く、もったいない使い方です。またご両親と娘さんの3人が住むには部屋数が足りません。

<AFTER>


マンションは南北に窓があり、本来風が通りやすい建物ですが、細かく部屋が仕切られ、玄関ドアを開けないと風が通らない場合が多いです。そこで、引き込みタイプの玄関網戸を設けました。開け閉めが簡単で、冬期の使用しない時期も邪魔になりません。

ナラ床材と壁の漆喰に濃紺のカラー漆喰、そしてレッドシダー材を組み合わせて、空間を引き締めるアクセントとお施主様の個性を表現しました。


壁ではない間仕切り収納を造作してリビングの一部をゆるやかに切り取り、1LDKの住まいに娘さんのスペースをつくりました。

また玄関に続く廊下の壁面も全て収納スペースにし、娘さんの衣類や小物関係を全て納めています。

寝室の横にウォークインクローゼットを設けましたが、壁で完全に仕切ってしまうのではなく、居室側の壁に障子戸の小窓を設けてほのかにひかりをまわし、開ければ風が通り抜けて、大切な衣類を守る工夫を施しました。

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横浜・横須賀・湘南を中心に創業98年。無垢材・自然素材と個性的なデザインの「木成りの家」にこだわる、設計事務所&工務店の北村建築工房です。


施工エリア:横須賀市、逗子市、三浦市、鎌倉市、葉山町、藤沢市、茅ヶ崎市、横浜市、栄区、金沢区、磯子区、港南区、戸塚区、中区、南区、泉区、西区、保土ヶ谷区、旭区、神奈川区、鶴見区、港北区


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