北村建築工房

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心が欲するものだけで暮らす、ゆとりある住まい。

陶芸家のご夫婦が材料づくりにも参加した、
中古住宅建て替えによる「ギャラリーリビングのある家」。

建て替えへの道のり

ご主人:18年程前に中古住宅を購入して住んでいるので、その時からゆくゆくは傷んだら建て替えなきゃと思ってたんです。実際に見学会に行きはじめたのは10年前。最初はただ見てただけ。でも見ているうちにああしたい、こうしたいって言っていると、意外と好みのパターンが分かってきて。それで、どこかないかなってネットを見ていたら、たまたま明日見学会開催って北村さんのところで出ていて、近くだったので行ってみたんです。

ご主人:今まで見に行ったところは営業の若い人がいて、建築現場に関わった人はいないっていうイメージだったから、設計した人がいるのは新鮮でしたね。構造見学会も新鮮でいろいろ説明が聞けたのもよかった。家を建てるとき、自分がこうしたいと思うことがプランに反映できるのか自信がなかったし、でもカタログを見てパターンを選ぶのは違うと思っていたから、話しを聞いてくれることって重要な要素だった。
最初はね、依頼先を探すのにこんなに時間がかかると思ってなかったから、気が付けば家も結構ぼろぼろになってきて、この1~2年でなんとかしなきゃベランダ落ちるんじゃないかって。「その前には建て替えたい!」って話すと、「じゃやりましょう!」って。結局そこから2年かかったけどね(笑)。」

思いを全てはきだすことから始まった

ご主人:「仕切ってない広い空間が欲しかった。2LDKで、なるべく空間を広く。数年後にはこどもも巣立っていくし、あとはこどもが家族で帰ってきて泊まれる一部屋と夫婦の寝室がひとつあればいい。ここまで吹き抜けがとれるとは思ってなかったけどね。
でも僕の希望を全部入れた図面にすると大きすぎて予算も無理だし、そうやって形にしてもらうと無理言っていたなっていうのが分かって、「これは切りましょう」って言えてすんなり進めたね。まずはやりたいことの金額を知って、あとから引くのが現実的。そこで切れるものと切れないものが整理されて、自分たちがどこにこだわっているのかが後から見えてきた。
北村さんは「このリビングの出っぱり切っちゃえばコストダウンになる」って言ったけど、切っちゃうと普通になるし、ここがあると広がり的に全然違うから、贅沢の部分としてそのまま残して。でも、明るい空間ができたし、外の目を気にしないで住めたから良かった。うまいこと視線を閉じながら明るく住めている。あれこれ考えながらやったから、こうしておけばよかったっていうのがないですよ。予算が難しかったっていうのもあるけど、時間をかけて減らしている分後悔がないね。」

おおらかに使う、杉の台所。

奥さま:「最初の出発点ですね。はじめ趣旨やポリシーがあまりなくて、「お台所におっきいテーブルがあるイメージ」という話をしたら、北村さんが「じゃあそこから始めようか」って言ってくれて。それから、キッチンの天板を杉にしたいって話しをして。
杉はね、陶芸の作品を運ぶ『桟板(さんいた)』っていうのがあって、それが全部杉なので長く使うとどうなるか知ってた。やわらかいところがけずれて筋が立ってくるし、色がどう変わるのかも。意外と長く持つことも分かっているし、杉自体はなじみのある素材で傷がつきやすいことも知っている。でも、やわらかい分肌ざわりがいい。特性は承知の上だから問題ないの。傷つくのが気になる人はダメかもしれないけどね。」

家を豊かにする「手の仕事」。

ご主人:「自分でつくるものに期限があったから大変でした。玄関タイルは200枚という数が問題で、3~4ヶ月造ってたね。あれだけは既製品でも良かったな(笑)。合わせられるかは心配だったけど面白かった。
一番心配だったのは娘制作のインターホン用のポール。期限があるのに、作者がマイペースなもので。でも、あれはウケがいい。その辺はなんだかんだ楽しかったですよ。いつもは食器をつくることが多いので、建築のものって大きかったり厚かったりしたのが新鮮で。ものづくりとしては面白かった。特に門柱はインターホン押すから絶対目につくし、インターホン越しにすごく見てたりする人もいて面白い。変わっているなと思われるみたいで反応はいいですね。「この玄関タイルは?」とは言われたことないけど(笑)。気づいてくれる人を待っているんだけどまだいないです。でも勉強になりましたよ。意外と使えそうなものがつくれるんだなって。」
ご主人:「焼物作りって個人の仕事。1人で考えて1人でつくりあげていくもの。でも家づくりはデザインする人がいて建てる人がいて、パーツが多くて、出来上がっていくプロセスが面白い。」
奥さま:「陶芸もボワーっとしている考えじゃつくれなくて、「こういうのが造りたい」って思って造らないと全然できない。何しようかなって言いながら造りだしても完成しない。家も一緒だった。目標を決めて、そこに向かって造らないと何もできないですね。」

本当に必要なものを考え尽くした住まい、持たない暮らし

奥さま:「殺風景というよりは、何も無くしたかった。断捨離の前に買わない。」
ご主人:「物のないところにいるのが好きなんですよね。仕事場ってごちゃごちゃしているんで、帰ってきたときは何も無いところでいたい。できればお店で飲んでいるような、所帯じみてない感じ。」
奥さま:「私も究極の不精なんで、ものがあるとどけて拭かないといけないから、掃除するのが面倒くさいでしょ。でも、無ければサーッとふける。だから最低限しか飾りたくない。家電も壊れたら違うのにしなきゃいけないし、統一できないわけだから、所帯じみたものを見えなくしたかったんで収納の中に入れたり。使い終わったその時にしまえばずっときれいでしょ。出しっぱなしにすると油とか付いちゃうけど、しまえば汚れないっていうのがあって。生活だからしょうがないけど、なんかのときに汚いな~ってごしごしやるのが嫌で。」
ご主人:「前の家はいまと床面積的がほぼ同じで、2階に4部屋、1階に3部屋+キッチンの7Kだった。ひとつは洗濯物を置いてるだけの部屋、ひとつは仕事の物置部屋、臨時のときしか使わない部屋、とくにお客さんが泊まってく部屋なんて年に何度も使わないし、使えてない部屋がいっぱいあった。仕切られた部屋は用途が限定されちゃうから。」
奥さま:「だから最初から物置は物置で場所をとって、無駄な部屋はつくらない。」
ご主人:「でも広くゆとりの空間をつくるための無駄な空間はいる。この吹き抜けとか、雨が降ったときに物干しスペースになる2階のホールみたいな空間が。一見部屋として機能してないところが広がり感を与えてくれるなっていう感じはあります。細かく仕切らないほうがゆったりしている。これから歳をとっていくにあたって、ごちゃごちゃしておくと掃除もできないんじゃないかな。これだったらルンバ置いとけば全部やってくれる(笑)。」

これから家づくりをされる方へアドバイスをお願いします。

ご主人:「やっぱり、家ができあがるまでって勉強しなきゃいけないと思うんですよ。楽しむつもりで長くやってみる。 どうなっちゃうんだろうって自分たちも不安はあったけど、今思うと楽しい時間でもあったなって思います。
北村さんはいろいろ聞いてくれるし、嫌な顔もしないし。言うこと聞いてくれることも聞いてくれないこともあるけどね。興味ないことは、2度と話題に出てこない(笑)。でもだんだん慣れてくると、これ食いついたなって分かるんですよ。それを楽しみながらでいいんじゃないかな。まずは自分の思いを出すところから始めれば、自分のこだわりが自然に見えてくると思うし、どうしても引けなかったところが自分のこだわりになる。気がつかないでいても北村さんはいろいろ聞いてくれるから大丈夫。
でも、つくり始めって自分の中でもなんとなくぼんやりしているんですよ。こんなのがいいなってありながら、そこから段々分かってくることってあるから、まずはいろんな贅沢を出すとこからスタートしてみる。絶対その通りにはいかないけど、その中から徐々に絞れて、ぶよってしたものがぎゅっと締まってくると思います。それに時間がかかるんですけどね。」
奥さま:「でも焦らないほうがいいかな。ゆっくりゆっくり自分の好きなものを見つけて、逆の選択で消去して探していく。それが分かりやすいでしょうね。」


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