Kitamura Kenchiku Kobo

WORKS #107花筏の家

花筏の家
花筏の家横須賀市 K邸 | 新築

横須賀市追浜の閑静な住宅街に佇む、住宅棟37.82坪、小屋5.63坪の「花筏(はないかだ)の家」。
五感を大切にし、時を重ねるごとに住まいへの愛着が深く染み込んでいくように――そんな美しい情景が思い浮かぶ名を冠したこのお住まいは、職人の手仕事と豊かな自然が見事に調和した、普遍的な美しさを持つお宅です。

周囲の緑や木部の質感を一層引き立てる外観は、清々しい「白」で統一されています。住宅棟の外壁には、太陽の角度によって豊かな陰影を創り出すジョリパットを採用。一方で小屋には、板金職人が一枚ずつ丁寧に折って仕上げたガルバリウムの平葺きを用い、異なる質感の白が美しいコントラストを描きます。一歩アプローチへ足を踏み入れると、将来的な車椅子の利用も見据えた緩やかなスロープも準備し、長く安心して暮らせるために配慮しました。

室内は、1・2階ともに床はアメリカンブラックチェリーの無垢フローリングで仕上げ、しっとりと落ち着きのある上質な空気に包まれます。造作家具や建具もすべて同じチェリー材で統一されており、歳月とともに艶やかな飴色へと変化していく経年変化を愉しむことができます。
LDKの天井は緩やかなアール(R)を描くように設計し、建築と一体となった間接照明の柔らかな光が空間を優しく包み込みます。さらに置き型の照明を組み合わせ、必要な場所にだけ心地よい明かりを灯すこだわりの照明計画が、夜の時間をいっそう豊かで贅沢なものへと変えてくれます。

また、作り手の体温が宿る「手仕事」も散りばめられています。リビングの壁や天井を彩る優しい風合いの珪藻土に加え、書斎は光を美しく反射する艶のある漆喰を採用。光が優しく廻る心地よい空間を実現しました。また、階段のアイアン手すりは、アイアン作家と製作した世界に一つだけの逸品。アイアンならではの軽やかさが、空間に美しいアクセントを添えています。

日常に彩りを与えるのは、敷地の周囲をぐるりと回遊できる豊かな庭。北側に広がる山の緑、そして東と南に配された庭の緑をいつでも室内に取り込めるよう窓を計画しました。
南側の庭には、かつてからあった既存の井戸を活用したビオトープを計画。子どもたちが水辺の生物と触れ合える貴重な遊び場になります。その傍らには新しく桜の木が植えられ、春には水面に舞い散る花びらが、まさに「花筏」の情景となって家族の目を楽しませてくれることでしょう。

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詳細情報

所在地
横須賀市
構造
木造2階建て
敷地面積
314.73m2
延床面積
125.04m2
外部仕上げ
屋根
通気工法カラーガルバリウム鋼板立てハゼ葺き
外壁
通気工法ジョリパット仕上げ
内部仕上げ
アメリカンブラックチェリー、磁器質タイル
珪藻土塗り、漆喰塗り、珪藻土クロス
天井
珪藻土塗り、漆喰塗り、珪藻土クロス
その他

外皮平均熱貫流率(UA値)0.41W/㎡・K 相当隙間面積(C値)0.3cm²/m² 長期優良住宅

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