WORKS #19KINARINO～野庭の家

築30年のプレハブ住宅メーカーの中古住宅の一階全てをスケルトン状態からリノベーションしたお宅です。
使う事が少ない客間の和室を、玄関からリビング・南庭へと続いた「通り土間」にしてリビングの一部とした間取りが特徴で、北村建築工房らしい木成りスタイルで仕上げた中古戸建でのリノベーション＝[KINARI:RENOVATION]です。
廊下や階段、洗面所などに光と空気が廻るように配慮し、忙しい日常での家事のしやすさを第一に考えた廻れる家事動線をはじめとして、ご家族が快適に暮らせるよう工夫しました。
外壁や床、屋根・天井まわりの薄い断熱材を撤去した上で気密性と高断熱を実現できる現場発泡断熱を施し、冷え込みそうな土間も含めて床暖房を設けました。内装にはナラの無垢フローリングをはじめ、珪藻土やウッドチップ壁紙など自然素材で仕上げています。お施主さまチョイスの土間タイルによって個性的な雰囲気に仕上がりました。
土地を購入して新築するのはハードルが高くなることも多く、手が届きやすい中古住宅付き物件を事前にホームインスペクション(構造などの調査)をした上で購入されたお施主様。自分流の暮らし方を実現し、快適に暮らすための「中古住宅再生」という選択肢に対しての北村建築工房の提案です。