Kitamura Kenchiku Kobo

WORKS #105颯香の家

颯香の家
颯香の家横浜市泉区 M邸 | 新築

横浜市泉区の住宅街、穏やかな傾斜を描く角地の一角に、延床面積30坪の「颯香(そうか)の家」が完成しました。 この住まいの最大の特徴は、周辺環境を味方につけたその立地にあります。近くの緑豊かな公園から吹き抜ける心地よい風、そして2階から広がる圧倒的な眺望。晴れた日には遠くに富士山を望み、夕刻には空が茜色に染まっていく——。そんな、この場所でしか出会えない景色を日々の暮らしに取り込んだ、贅沢な計画となっています。

外観は、素材の対比が目を引くメリハリのあるデザインにしつらえました。正面には白色火山灰を丁寧に掻き落とした「そとん壁」を配し、サイドには潔い“ギングロ”のガルバリウム鋼板を採用。そこへチーク色の木製大開口サッシが温かなアクセントを添え、端正さと力強さが共存する佇まいを見せます。また、敷地の高低差を活かした南西側の雛壇(ひなだん)は、ご家族の手で少しずつ植栽を増やしていく予定です。「暮らしながら、庭を育てる」。その変化を慈しむ時間も、この家の大切な楽しみの一つです。

玄関を抜けると、光と素材が織りなすリビングが広がります。吹き抜けから降り注ぐ光に照らされるのは、繊細な木製の格子戸や、中空ポリカにイグサを閉じ込めた美しい框戸(かまちど)。1階の床には風情ある木目の「栗」を、2階には足触りの良い「吉野杉」を使い分け、歩くたびに伝わる質感を大切にしました。カウンターにはレッドオーク、造作家具にはシナランバーを用い、空間全体を柔らかな色調で整えています。

「家族や親戚が集まる時間を何より大切にしたい」という施主様の想いを受け、日当たりの良い一等地にゆったりとしたLDKを配置しました。天井の一部にあしらわれた米栂(ベイツガ)は、時を重ねるごとに深みのある飴色へと変化し、家族の歴史を刻んでいきます。ひと繋がりの開放的な空間は、大人数が集まってもどこか落ち着く、賑やかで温かな場所。

窓の外に広がるパノラマと、室内に漂う木の香り。 「颯香の家」は、自然の恵みを五感で受け止めながら、家族の絆を育んでいく住まいです。

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詳細情報

所在地
横浜市泉区
構造
木造2階建て
敷地面積
192.13m2
延床面積
100.17m2
外部仕上げ
屋根
通気工法カラーガルバリウム鋼板立てハゼ葺き
外壁
通気工法 そとん壁、カラーガルバリウム鋼板小波貼り
内部仕上げ
クリ無垢フローリング、吉野杉フローリング、天然リノリウム
珪藻土塗り、月桃紙貼り、オガファーザー貼り無塗装
天井
珪藻土塗り、珪藻土クロス貼り、月桃紙貼り
その他

外皮平均熱貫流率(UA値)0.41W/㎡・K 相当隙間面積(C値)0.4cm²/m² 長期優良住宅

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