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ハザードマップでチェック

2023. 02. 08家づくりガイド磯村香奈

どこの土地で、どんな暮らしがしたいのか…
土地探しの際にハザードマップは気にしていますか?
ハザードマップは津波や洪水、土砂災害などその土地にどのようなリスクがあるか確認できるため
土地選びの1つの目安になります。今回は、令和4年2月20日に改正された長期優良住宅の認定条件と
ハザードマップの関係性についてまとめてみました。

重ねるハザードマップでリスク情報をチェック

国土交通省が運営するハザードマップポータルサイトでは日本全国の
リスク情報を確認できます。
・洪水
・土砂災害
・高潮
・津波
・道路防災情報
・地形分類
主に6項目を確認することができます。
クリックするだけで用語についての解説や凡例も見れますので手軽にその土地の特徴を知ることができます。
その他にも土地の成り立ちや、過去の航空写真なども表示できるため、
現在お住まいの地域を見てみるのも面白いかもしれません。
【ハザードマップポータルサイト/国土交通省】

土砂災害警戒区域と長期優良住宅

弊社の施工エリアである、鎌倉、逗子葉山、横須賀は山間も多いため、特に土砂災害についての注意が不可欠です。
先ほどのハザードマップポータルサイトで「土砂災害」をクリックすると、
赤と黄色でマークされた場所がたくさん出てきます。
今まで長期優良住宅の認定は、地震以外の災害リスクは考慮されていませんでしたが、
近年頻発化している土砂災害などの自然災害を踏まえて、令和4年2月20日に認定基準が見直されました。

そもそも長期優良住宅とは?

長期優良住宅認定制度とは、長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた
住宅の建築・維持保全に関する計画を「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」に基づき認定するもので、
様々な税制面のメリットを受けることができます。
平成21年6月4日より施行され、令和3年時点では日本全国で新築される一戸建て住宅の
約4戸に1戸は長期優良住宅の認定を取得しています。
認定を受けるには、大きく分けて5つの措置が講じられている必要があります。
①長期に使用するための構造及び設備を有していること
②居住環境等への配慮を行っていること
③一定面積以上の住戸面積を確保していること
④維持保全の期間、方法を定めていること
⑤自然災害への配慮を行っていること
(新たに基準が追加されました)
⑤の項目が追加されたことにより、
・「地すべり防止区域」
・「急傾斜崩落危険区域」
・「土砂災害特別警戒区域」
上記の区域に建築物があたる場合は原則認定が出来なくなりました。
※急傾斜地崩落防止工事をした場合など、例外が適応される場合もあります。
詳しくは、各行政HPの「長期優良住宅認定制度の改正について」を
チェックしてみてください。

地すべり防止区域とは

地すべり防止区域は、国土交通大臣もしくは農林水産大臣が指定し、地すべり等防止法で定められています。
区域内で開発・建築行為を行う際には、自治体に相談・許可申請を行う必要があります。

急傾斜地崩落危険区域とは

急傾斜地崩落危険区域は都道府県知事が指定し、急傾斜地法により定められています。
家を建てる場合は構造体の制限があり、都道府県の許可が
必要となる他、住んでからも改築やリフォームに制限があります。

土砂災害警戒区域(イエローゾーン)と 土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)とは

●土砂災害警戒区域(イエローゾーン)とは、土砂災害のおそれがある区域で、
住民の生命または身体に危害が生ずるおそれがある区域のことです。
区域内であっても、開発行為や建築行為は制限されていません
●土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)とは、
土砂災害警戒区域の中でも、土砂災害が発生した時に
建築物に破損が生じ、住民の生命または身体に著しい危害が生ずるおそれがある区域のことです。
この区域内では、土砂災害の衝撃に耐えられるよう、居室を有する家の構造が制限されてしまいます
土砂災害警戒区域は、急傾斜地崩落危険区域を含むことが多いです

土砂災害警戒区域は、急傾斜地崩落危険区域を含むことが多いです

例えば鎌倉市役所周辺を検索すると...

神奈川県の詳しい土砂災害情報は、【神奈川県土砂災害情報ポータル】で確認できます。試しに鎌倉市役所周辺を調べてみると、建物の一部(倉庫?)が土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)に重なっていることが確認できます。

 

【神奈川県土砂災害情報ポータル】
https://dosyasaigai.pref.kanagawa.jp/website/kanagawa/gis/index.html
土砂災害のおそれのある区域 → 上記等情報をさらに細かく選択する
→警戒区域・危険箇所・法指定区域等のチェックマークをいれてください
急傾斜地崩壊危険箇所、地すべり危険箇所は、身近にある注意すべき場所を確認し、<br />
備えや警戒避難に役立てるために公表されているものですので、<br />
建築に制限がかかることはありません。<br />

急傾斜地崩壊危険箇所、地すべり危険箇所は、身近にある注意すべき場所を確認し、
備えや警戒避難に役立てるために公表されているものですので、
建築に制限がかかることはありません。

敷地内にレッドゾーンがある場合でも、建物がレッドゾーンにかからなければ長期優良住宅の認定を受けられます。<br />
(建物は樋先も含まれます)

敷地内にレッドゾーンがある場合でも、建物がレッドゾーンにかからなければ長期優良住宅の認定を受けられます。
(建物は樋先も含まれます)

レッドゾーン内に住宅を建てる場合は、土砂災害に対して安全な構造にしなければなりません。<br />
そのため、通常の住宅に比べてかなり高額となります。<br />
※長期優良住宅は認定できません。

レッドゾーン内に住宅を建てる場合は、土砂災害に対して安全な構造にしなければなりません。
そのため、通常の住宅に比べてかなり高額となります。
※長期優良住宅は認定できません。

最後に

長期優良住宅の認定を取りたい場合は、原則として
「地すべり防止区域」、「急傾斜崩落危険区域」、「土砂災害特別警戒区域」に
建物がかからないようにしなければならないのがポイントです。

土地を購入する際に必ず説明を受ける重要事項説明のなかでも触れますので、
気付かないで土地を購入することはないはずですが、
周囲の様子も含めてどのような環境のところなのか、
ご自分たちでもチェックしておくことをお勧めします。
特にレッドゾーンにかかわる土地を選ぶ際は、住宅の構造や予算にもかかわってきますので、
建築・土地と両方の知識がある人に相談できるのが理想です。
全くリスクのない土地が一番ではありますが、
海と山に囲まれた地域ではそういうわけにもいきませんので、
しっかりと怖がりながらどのような対策が必要なのか、
何が出来て何が出来ないかを知っておくのが大切ですね。

家づくり・土地探し・
リノベーションのご相談は、こちらから
お気軽にお問い合わせください。

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