スケルトンからのフルリノベーション
2019. 08. 29 | 北建日記 |
逗子市小坪の団地に建つ築40年のへーベルハウス施工の中古住宅をスケルトンからフルリノベーションしたお宅が完成して、1日限りの見学会開催と完成写真撮影を済ませて無事にお引渡しをさせて頂きました。
ALCパネルと軽量鉄骨で構成されたプレファブの家は、今の時代からは驚くような冬の冷え込みと夏の暑さです。
認定工法のため、木造住宅とは違って耐震的なものには触れることができないし、ALCパネルを勝手に加工も出来ないとう条件の下、如何に希望の生活動線や収納を確保して、理想の暮らしのイメージを実現するために出した答えがこちら。
断熱や気密はもちろんしっかりと!現場発泡のスタイロスプレーを吹付けて、室内に二重となる樹脂サッシを全ての開口部に設置する断熱改修工事に加えてシームレス配管による床暖房を敷設しました。
窓の位置も変えられないため、収納造作や造作家具のレイアウトの設計が鍵となるため、綿密に打合せを重ねて細部にわたりデザインしました。
動かせない鉄骨の柱や耐力壁をうまく仕切りとしてアレンジして、和室をリビングとしてAVコーナーとスタディーコーナーを造りました。キッチンをはじめ全て大工によるオリジナル家具を現場で造り付けして、什器も全て家具と考えた統一感のある空間に仕上がっています。築40年ということもあって様々な方向にゆがみも出ていたのを、担当社員大工の好田が建て付けに苦労しながらうまく仕上げていきました。
リノベするにも新築を探すにも必ず弊社でやりたい有り難いお話からはや数年。このたび、ようやくその想いをしっかりと受け止めて、北村建築工房らしい
「KINARI:RENOVATION」が完成しました。ご夫婦からはお引渡しの際にはそれぞれにお気に入りの品をお礼にと頂きました。とてもセンス溢れる素敵なチョイスにスタッフ一同感動。今回は本当にスタッフたちが頑張りました!
本当に家づくりはやめられません^^。
このように在来木造に関わらず、長年のリフォームやリノベーションの経験を生かして、特殊なメーカーや構造のお宅でもリノベーションのご相談お待ちしております。